フォーマルバックの選び方(式典・結婚式・冠婚葬祭)
- フォーマルバッグとは
- フォーマルバッグが使われるシーン
- フォーマルバックの選び方・ポイント
- フォーマルバックの素材
- フォーマルバックの種類
- フォーマルバック専門店の紹介
- フォーマルバックを探す
フォーマルバッグとは
フォーマル(厳格・形式的)な場所での使用を目的としたバッグ。入学式・卒業式などの各種式典、発表会・講演会、七五三・お通夜・葬式など冠婚葬祭、ほか形式的な行事。フォーマルバッグには、無地でシンプルなデザインのバッグが好まれます。特に、冠婚葬祭など黒い礼服・喪服に合わせるバッグをブラックフォーマル用バッグとも呼びます。
フォーマルバッグが使われるシーン
- 入学式・卒業式などの各種式典
- 発表会・講演会
- パーティー
- 成人式・七五三・お通夜・葬式など冠婚葬祭
- ほか形式的な行事
フォーマルバックの選び方・ポイント
1. 光沢のない黒色
フォーマルシーンには慶事(お祝い)と弔事(お悔やみ)がありますが、いずれにおいても全体の色を黒に統一するブラックフォーマルが基本です。そのため、フォーマルバックの基本は黒色です。生地についても光沢感が強くない生地・加工のものを選ぶようにしましょう。
2. シンプルで無地
バッグに使用される素材・生地は、シンプルで無地なものを選ぶのが無難です。
3. 高級感・上質さが伝わるもの
フォーマル(厳格・形式的)な場所での使用を目的とするため、カジュアル・安価な印象のバッグは相応しくありません。フォーマルバッグに用いられる素材は、本革・布(ポリエステル生地など)・織物などが定番です。
4. 目立つ装飾はNG
奇抜なデザインや目立つ装飾はNG。ブランドロゴについても同様で、目立つ箇所にロゴは不要です。さりげなくリボンをあしらった可愛らしいバッグはおすすめです。
5. 金具は非推奨
キラキラと光沢ある金具は、フォーマルな場に相応しくないので非推奨です。黒色で目立たない加工が施されている金具であれば可。
6. エキゾチックレザーは非推奨(葬式用)
葬式用のフォーマルバッグを選ぶ場合には、殺生を連想させない素材を選ぶのが一般的です。非推奨とされるのは、クロコダイル・パイソン・リザードなど爬虫類系レザーや、オーストリッチレザー(ダチョウ革)など明らかに動物と分かる革素材です。もっとも、これらのエキゾチックレザーは見た目の個性が非常に強く、周囲から浮きます。
例外としてシャークスキン(鮫皮)や、ホースヘアー(馬の毛)についてはOKとされます(後述)。
フォーマルバックの素材
本革
牛革・羊革など動物の革全般。エキゾチックレザー(希少種革)を除く牛革・羊革などは、近年の例ではお葬式など弔事でも利用可能とされます。(ただし光沢感が控え目で、上質なもの)
布(ポリエステル生地など)
最もふさわしいとされるのが布です。合成繊維ではポリエステル・ナイロン、天然素材では綿(コットン)、絹(シルク)などが定番素材として用いられます。
キャンバス・織物
生地を織り込んだキャンバス(帆布)・織物。ささやかな織物デザインがアクセントとなって、上質・上品さが際立ちます。フォーマルバックを専門に扱う岩佐(IWASA)では、米沢織・博多織・西陣織などの各種織物バッグが用意されています。
シャークスキン(鮫皮)
慶事・弔事どちらでも利用可能なのがシャークスキン(鮫皮)。一般にエキゾチックレザー(希少種革)は殺生を連想されるとして弔事では推奨されませんが、シャークスキンはOKとされます。(海水で清められている・四足動物ではないなど諸説あるようです)
シャークスキンの特徴は、軽量性があり、耐久性が高く、水濡れに強いと、レザー素材としてはかなり優秀な性質をもっています。見た目の特徴としては、はっきりとしたシボ(凹凸)があり、自然な光沢感があるという点。
ホースヘアー(馬の毛)
馬の毛を織り込んだ織物。馬の毛は耐久性が高く、ヴァイオリンの弓にも用いられる天然素材です。
丹念に織り込まれたホースヘアーは、織物の宝石とも形容される美しい外観をもち、上品・気品溢れる。馬の毛を刈るだけなので殺生を伴わず、慶事・弔事どちらでも利用可能とされます。
フォーマルバックの種類
ハンドバッグ(ハンドルバッグ)
フォーマルバッグで多いのはハンドバッグ(ハンドルバッグ)です。横幅は25㎝前後の平均サイズが多く、フォーマルバッグ全般ではやや小さめのハンドバッグが好まれます。
クラッチバッグ
手にもつ・握って運ぶクラッチバッグ。男性が持ち歩くイメージが定着していますが、女性がもつクラッチバッグは上品なデザインのものが多く、上流階級の方々がもっているイメージです。ショルダーストラップ付きのものが多いので、ショルダーバッグとしても使えます。
トートバッグ
意外にトートバッグタイプも需要があります。入学式・卒業式などの各種式典ではA4資料・書類の持ち運びに便利。ペットボトル・折り畳み傘などのアイテムも楽に収納できます。
フォーマルバック専門店の紹介
岩佐
1928年(昭和3年)創業、フォーマルバッグ・和装バッグ・草履の老舗ブランド。国内生産・職人による手作りにこだわり、「日本人の美意識による丁寧な仕上がり」を大切にする職人集団です。すべての素材を日本国内で生産し、日本の職人がひとつひとつ丁寧に作り上げています。ブラックフォーマルバッグの生産に長け、国内では有名なフォーマルバッグ専門店です。コード刺繍から米沢織・博多織・西陣織などの各種織物バッグが充実しています。またホースヘアー(馬の毛)を用いた、耐久性と織り込みの美しいフォーマルバッグも扱っています。
フォーマルバックを探す
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