バーキンの素材種類や、人気素材は?
- バーキンの素材は50種類以上!
- バーキンの代表的な素材、人気素材
バーキンの素材は50種類以上!
手作りで生産数が少なく、希少性が高いバーキンですが、中古市場では数千点ものバーキンバッグが取引されています。同ブランド品はロングセラーであり、かつて生産されたバーキンバッグが高値のまま、中古市場で取引されています。
これまでに生産されたバーキンバッグの素材の種類は50種類以上にものぼります。私は専門家ではないので全種類を紹介することはできませんが、バーキンの素材で代表的なものを数種類ほど紹介したいと思います。
その中でもバーキンの人気素材は、トゴ, トリヨンクレマンス, スイフトです。
バーキンの代表的な素材、人気素材
トゴ(バーキンの人気素材)
トゴは雄仔牛の革で、正式名称を「ヴォー・クリスペ・トゴ」といいます。エルメスの人気バッグ「ケリー」や「バーキン」によく使用されている素材で、1997年に登場しました。
トゴの素材としての特徴は、適度な柔軟性・加工がしやすい・摩擦に強い・型崩れしないなどが挙げられます。また傷の擦れに強く耐久性に優れているため、長く愛用できる(経年変化を楽しめる)のも特徴です。
凹凸感ある自然な型押しも魅力のひとつで、年を経るごとに凹凸感が増していく生地には見応えがあります。型押しの印象は硬めで深く、古いものでは、縦にうっすらと血筋のラインが浮き上がっているのを確認できることもあります。
トゴを素材にしたエルメス製品数は多く、まさにエルメスの定番と呼べる素材です。
※検索
トリヨンクレマンス(バーキンの人気素材)
トリヨンクレマンスは雄仔牛の革で、同エルメス素材の「トゴ」と並ぶエルメスを代表する素材のひとつです。
トリヨンクレマンス最大の特徴は、柔らかさ(柔軟性)にあります。トゴとよく似た性質を持ち、トゴよりも柔軟性に富み、また革目(班)がやや大きいのが特徴です。また傷が付きにくく耐久性にも優れているため、長く愛用できる(経年変化を楽しめる)のも特徴です。
凹凸感ある自然な型押しも魅力のひとつで、型押しの印象は柔らかめ。トゴよりも発色が良く深み・高級感があり、様々なカラーが映えるのも特徴。柔らかいので「くたっと」する感じがあり、好みは分かれそうです。
エルメス製品ではケリーやバーキンをはじめ様々なバッグに使用されていますが、特にピコタン(ロック)によく用いられる素材です。
※検索
エプソン
エプソンは雄仔牛の革で、正式名称を「ヴォー・エプソン」といいます。「ヴォー」はフランス語で雄仔牛を意味します。廃番となった「クシュベル」の後継素材に位置づけられており、2003年に誕生した素材です。
プレス加工によって型押し(表面の凹凸・革目)を施しているのが特徴。エルメスで定番人気の「トゴ」「トリヨンクレマンス」が自然な型押しであるのに対し、エプソンは加工による型押しなのが特徴です。革目は小さめです。
張りがあって耐久性が高く、型崩れしにくいので、長く愛用できます。傷の付きにくさ・耐水性の高さも人気のひとつ。エルメス素材で定番人気の「トゴ」「トリヨンクレマンス」に次いで、人気にランクインする素材です。
※検索
スイフト
スイフトは雄仔牛の革で、正式名称を「ヴォー・スイフト」といいます。「ヴォー」はフランス語で雄仔牛を意味します。廃番となった「ヴォー・ガリバー」の後継素材に位置づけられており、2006年に誕生した素材です。
スイフトは、滑らかな手触りと適度な弾力性、生地の革目(班)が小さく浅いのが特徴。光沢感がなくマットな質感なので、落ち着きのある上品な印象を与えます。また発色に優れており、カラー映えするのも特徴です。
繊細な素材なので擦れや傷が付きやすいですが、適切な手入れによって傷は目立ちにくくなります。上品で繊細な「大事に扱いたくなる」素材です。
エルメス素材で定番人気の「トゴ」「トリヨンクレマンス」に次いで、人気にランクインする素材です。
※検索