グッチの代表的なデザイン・ロゴを紹介
- ディアマンテ
- GGパターン
- ホースビット
- シェリーライン
- ジャッキー
ディアマンテ
創業より間もない1930年代から現在まで用いられているグッチの伝統的パターン。イタリア語でダイヤモンドの意味をもつディアマンテは、ひし形・格子状の図柄を連続させたデザイン。後にグッチのアイコン的デザインとなるGGパターンは、このディアマンテを原型とする。
ハンドバック・トートバッグ・財布のほか、帽子・マフラー・指輪など様々なグッチ製品に用いられています。
GGパターン
GGパターンとは、創業者グッチオ・グッチ(Guccio Gucci)のイニシャル「G」を上下に組み合わせたモノグラムデザインのこと。1930年代に登場したひし形・格子パターンの「ディアマンテ」を原型に、結合点に「GG」のモノグラムを配して進化させたデザイン。
GGパターンは現在、グッチのアイコン的デザインであり、ハンドバック・トートバッグ・財布のほか、洋服・帽子・ネクタイなどアパレル商品にも幅広く用いられています。また、このGGロゴにはグッチの品質を保証する意味合いも込められています。
GGパターンをキャンバス生地に織り込んだ「GGキャンバス」という素材は、グッチの定番キャンバス素材となっています。
ホースビット
ホースビットとは、馬具の轡(くつわ・ハミ)がモチーフとなっているデザインで、主にゴールドの金具があしらわれているのが特徴です。
ホースビットが人気を博したのは1950年代であり、当時はローファー(紐なし革靴)のデザインに用いられていました。特に1953に発表された革靴のホースビットローファーは、今ではグッチを象徴するアイテムのひとつとなっています。(復刻版としてホースビットローファー1953というコレクションも登場しています)
ホースビット 1955
1955年当時に発表されたデザインを現代風にアレンジしたラインで、2020年クルーズ コレクションのショーで発表されました。現在、主にハンドバッグやショルダーバッグ製品が登場しています。
シェリーライン
シェリーラインとは、「緑・赤」の2色を用いたストライプ柄で、「緑・赤・緑」のように赤色を真ん中に配した三本線からなります。別名「ウェブライン」「リボンライン」「ウェビング」とも呼ばれます。デザインの起源は、馬具の腹帯から来ているといわれます。
シェリーラインの構成はスタンダードな「緑・赤・緑」のほか、「青・赤・青」や「紺・赤・紺」など年代を経る中でいくつかのストライプパターンが登場しています。
シェリーラインは、バッグ・財布のほか、帽子・ベルト・腕時計・シューズなど様々なグッチ製品にみられる定番ラインとなっています。
ジャッキー
ジャッキーとは、「ジャッキー金具」と呼ばれる円筒形の留め具(ピストン クロージャー)が取り付けられたラインのことです。1961年に登場し、現在ではグッチを代表するアイコンバッグとなっています。
第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの妻であるジャクリーン・ケネディが愛用していたことから、「ジャッキー」と呼ばれるようになりました。2020年には、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが手掛けた「グッチ ジャッキー 1961」が登場。シルエットをスリムにし、現代風にアレンジが施されました。