エルメスのバッグの外縫い・内縫いについて(ケリー、バーキンなど)
- 外縫い・内縫いとは
- ケリーの外縫い・内縫い
- バーキンの外縫い・内縫い
- 外縫い・内縫いの特徴まとめ
外縫い・内縫いとは
バッグの縫い方には外縫いと内縫いがあります。ステッチ(縫い目)が外から見えるのが外縫い、ステッチが外から見えないのが内縫いです。
ケリーの外縫い・内縫い
ケリーには外縫いモデル・内縫いモデルがあります。
ケリーの縫い目は主にハンドル部分・トップ部分・サイド部分・底面にありますが、ケリーの縫い目についてはサイド部分に「外縫い」「内縫い」が存在します。
外縫いモデルの場合、サイド部分に縫い目を確認できます。上写真では、底面はどちらも外縫いで仕立てられています。
ケリー 外縫いの特徴
「外縫い」はステッチがデザインの役割も果たすため、見た目がスラリとします。使っている素材にもよりますが、ヨレやクタっとする感じがなく、サイド部分がビシっと決まります。反面、やや窮屈で固い印象もあります。フォーマルな場やスタイリッシュにコーデしたい場合、「外縫い」が良いです。
ケリー 内縫いの特徴
縫い目が内側にくる「内縫い」は、サイド部分が丸みを帯びてゆったりした印象を与えます。余計な縫い目が見えないので、革素材そのものの魅力を伝えるのにも適します。ゆとりがあって柔らかい印象なので、カジュアルな場や普段の外出など、あまり気にせず使えるのが「内縫い」です。
バーキンの外縫い・内縫い
バーキンは内縫いが基本です。
バーキンは、サイド部分と底面に「外縫い」「内縫い」の違いがあります。通常の内縫いバーキンは、サイド部分と底面は内縫いですが、フラップ(上蓋)部分は外縫いであることが確認できます。
外縫いの「バーキンセリエ」
バーキンの外縫いバーションとして2019年に登場したのがバーキンセリエです。
上写真は縫い目がはっきり分かるものを選んでいますが、バーキンもケリー同様、外縫いの縫い目はあまり目立たないモデルが多いです。バーキンセリエは、すらりとスタイリッシュな外観をしているのが分かります。
通常のバーキンが内縫いな理由(考察)
バーキンはケリー同様、オータクロアというバッグを源流としており、ステッチ(縫い目)の位置もケリーとよく似ています。またバーキンのコンセプトは忙しい女性のための「何でも入れられるバッグ」であり、カジュアル志向に作られています。
そのため、仕立てについても、ゆったりと仕上がる内縫いが採用されているのかもしれません。
外縫い・内縫いの特徴まとめ
エルメスバッグの外縫い・内縫いについて紹介しました。それぞれの特徴を以下にまとめました。
外観の特徴 |
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活躍シーン |
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