ルイ・ヴィトンの柄(模様・ライン)の種類、モノグラム・ダミエなど代表的な柄を紹介
- ルイ・ヴィトンの柄(模様・ライン)とは?
- ルイ・ヴィトンの柄(模様・ライン)の種類
ルイ・ヴィトンの柄(模様・ライン)とは?
みなさんルイ・ヴィトンのバッグや財布で、一番最初に思い浮かべるイメージは何でしょうか?
おそらくほとんどの人は、以下の絵柄を思い浮かべることでしょう。
これは「モノグラム」と呼ばれる柄(模様・ライン)のことで、ルイ・ヴィトンを象徴する絵柄ともなっています。
このブランドを象徴する柄(模様・ライン)にはいくつか種類が存在し、それぞれに名称があります。モノグラムもその中のひとつです。
ルイ・ヴィトンについて語る文章には必ずこれら柄の名称が登場するので、基礎知識として頭に入れておくとルイ・ヴィトンへの理解が深まります。
ルイ・ヴィトンの「ライン」に関する混同、間違えやすい解釈
これらの柄は「ライン」と呼ばれていますが、通常「ライン」とはブランドのラインナップ(モデル名)を指す言葉です。ルイ・ヴィトンでは、柄のことを「ライン」と呼んでいるので、これらを混同してしまうと余計な混乱が生まれるので注意したいところです。
ルイ・ヴィトン | 一般的な解釈 |
---|---|
柄(模様・パターン)を指していることが多い。 | ラインナップ(モデル名)を指す。 |
ただ、意味として重複している部分もあるので、少し解釈が異なるくらいの認識で頭に入れておきたいです。
ルイ・ヴィトンの柄(模様・ライン)の種類
ルイ・ヴィトンの柄(模様・ライン)には様々な種類がありますが、その中でも押さえておきたい4種類の柄(ライン)があります。
モノグラム
冒頭でも紹介したルイ・ヴィトンを象徴する柄(ライン)。モノグラムが誕生したのは1896年、ルイ・ヴィトンの息子ジョルジュが、父親のイニシャルでもある「L」と「V」を組み合わせてデザインしました。モノグラムには「L」「V」ほか、フラワーをモチーフとした柄も組み合わせられています。(フラワーを反転して星型で囲ったデザインも使用されています)
モノグラムは、日本の家紋を参考に作られたといわれます。
ダミエ
日本の市松模様から生まれた柄(ライン・パターン)で、誕生はモノグラムよりも早い1888年です。ダミエもモノグラム同様、ルイ・ヴィトンを象徴する柄(ライン)となっています。
エピ
線状の模様が型押しされた柄(ライン)。エピはフランス語で「麦の穂」を意味し、まるで麦の穂が風に流されるような線状模様が特徴です。こちらもルイ・ヴィトンの人気ラインとなっています。
ヴェルニ
エナメル加工された光沢感ある外観が特徴的なヴェルニ。ヴェルニはフランス語で「エナメル」を意味し、エナメル加工された素材にモノグラムの型押しが施されています。「モノグラム・ヴェルニ」とも呼ばれるため、分類の仕方によってはモノグラム系に属するのかもしれませんが、ヴェルニもまたルイ・ヴィトンの人気ラインとなっています。
その他、目を引く柄(模様・ライン)
個人的に気になった柄(ライン)について紹介。(随時更新予定)
マルチカラー
モノグラムのマルチカラー版。デザインからも分かるように、大きな括りではモノグラムに含まれます。正式名称はモノグラム・マルチカラーらしい。(モノグラム系)
ホワイトを下地に、「L」「V」「フラワー」の色彩豊かなモノグラム・デザインが散りばめられており、モノグラム・マルチカラーも記憶に残りやすいデザインであることが分かります。廃番となっているので購入は中古市場がメインになりますが、現在も人気のラインです。
マルタージュ
ひし型の格子模様・キルティングステッチのこと。ルイ・ヴィトン創業初期のトランクの内装には、このひし型の格子模様が使われていたといいます。2013年にルイ・ヴィトンのクリエイティブ・ディレクターに就任したニコラ・ジェスキエールが、このデザインを再解釈・アップデートして生まれたデザインです。