パイソン革(財布)が人気の理由、魅力や特徴
- パイソン革が人気の理由
- パイソン革の魅力や特徴
パイソン革が人気の理由
「これぞ爬虫類皮革」と呼ぶべきワイルドさ
パイソン革には幾何学的な斑紋やウロコがびっしり詰まっており、「これぞ爬虫類皮革」と呼ぶべきワイルドさに溢れています。

ダイヤモンドパイソンには、その名前の由来ともなっている繊細なダイヤ型のウロコが敷き詰められています。
バックカットは繊細で美しい
「パイソン革はウロコ模様が気持ち悪い」という意見もありますが、バックカットは繊細で美しいです。

パイソン革の主な部位は、フロントカット(腹割り)とバックカット(背割り)の2つです。「パイソン革はウロコ模様が気持ち悪い」という声は、おそらくフロントカットのワイルドな幾何学模様を言っているのだと思います。パイソン革の加工方法によりますが、気持ち悪いウロコ模様・斑紋は、脱色や染色により目立たなくすることができます。(どうのような仕上がりを目指すかによる)
バックカットのパイソン革には中央に大きなウロコが整列しており、パール加工されたパイソン財布は真珠のような柔らかい光沢が魅力です。(女性に人気)
ワイルドさと繊細さを備えるのが、パイソン革の魅力です。
縁起が良い(ゲン担ぎ・金運アイテム)
パイソン革は、昔から縁起が良いアイテムとして珍重されてきました。パイソンに代表されるヘビは、脱皮を繰り返しながら成長していきます。その姿から「再生」と「繁栄」を象徴する生き物として縁起が良いと捉えられてきたのです。
パイソン財布やパイソンバッグには、「お金が無限に増える」との願いが込められているそうです。風水の世界においても、金運アップのアイテムとして信じられています。

価格が手頃(安い)
爬虫類皮革(エキゾチックレザー)の中で特に人気なのがクロコダイル革やパイソン革ですが、パイソン革はクロコダイル革に比べて価格が手頃です。クロコダイル革が高い理由は、輸入制限や飼育コスト、継ぎ目なし1枚革のセンター取りが原則1匹から1枚しか取れない点が挙げられます。
そのため、クロコダイル財布・バッグは価格が高価になる傾向があります。クロコダイル財布の相場は、センター取り・継ぎ目なし1枚革の財布で10万円~20万円ほど(JRA認定品)。
一方パイソン革で主流を占めるダイヤモンドパイソンは、世界最大級の体長(10mクラス)を誇り、1匹のダイヤモンドパイソン革から継ぎ目なし1枚革のセンター取りを何枚も取ることができます。おそらくこれがパイソン財布の価格が手頃(安い)理由だと思います。パイソン財布の相場は、2万円~3万円ほど(JRA認定品)。
パイソン革の魅力や特徴
ウロコ模様・斑紋が美しい
冒頭でも紹介しましたが、パイソン革の魅力のひとつが、幾何学的な斑紋やウロコ模様です。

ダイヤモンドパイソンは、規則性ある斑紋が特徴のひとつ。
斑紋が幾何学的で面白い

実はこの斑紋、パイソンの種類によってその幾何学模様の傾向が異なります。斑紋(幾何学模様)が比較的規則性を持って描かれるのがダイヤモンドパイソン、斑紋(幾何学模様)が不規則なのがモラレスパイソンです。
規則性に芸術を見出すか、不規則性に芸術を見出すかは、手にする所有者の好み次第です。
オンリーワン
クロコダイル革やパイソン革、牛革などの天然皮革は、動物であるがゆえに同じ斑(鱗)模様をもつ革は存在せず、オンリーワン(一点物)です。そのため天然皮革には特別な愛着をもつことができます。
手触りが柔らかく、しっとり馴染む(マット加工)
艶消しを行い光沢を抑える「マット加工」が施されたパイソン革は、自然な風合いと経年変化が楽しめる。また表面コーティングを行わないために、パイソン革本来の手触り・柔らかさ・しっとり感があります。

カラーバリエーションが豊富
パイソン財布のカラー種類の傾向としては、大きく2つのタイプがあります。
ひとつはパイソン革の自然な風合いを活かし、あまり脱色・染色を行わないタイプ。もうひとつは、積極的にカラーを染め上げるタイプです。

特に、バックカットの美しさを映えるため、女性ターゲットを意識したカラーバリエーション豊富なパイソン財布もあります。
