バゲットは、フェンディ一族の3代目であるシルヴィア・フェンディがデザインしたハンドバッグで、1997年に登場しました。
バゲットは、フランス語で細長いフランスパンを意味する言葉。その名が示す通り、横長のショルダーバッグを肩に掛けると、まるで小脇にパンを抱えるかのように映るのがバゲットの特徴です。
1990年代後半~2000年代前半に人気となったアメリカのTVドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の作中にて、主人公のキャリー(演サラ・ジェシカ・パーカー)が、このバッグを愛用していたことで有名です。
「これはバッグじゃない、バゲットよ!」
と主人公キャリーが言い放つセリフは有名なシーンです。その後バゲットは復刻・再販を経て、フェンディの人気を支えるバッグとなりました。
バゲットの特徴をピックアップ。
バゲットのアイコニックな姿は「小脇に抱える」こと。
サイズは横幅27㎝までのモデルが用意されており、横長フォルムでマチ(奥行)が狭めに設計されています。
フェンディといえばFの文字を上下に繋げたFFモチーフがアイコンです。バゲットには大きなFFモチーフの留め具が中央に配されており、デザインの重要なアクセントとなっています。
留め具カラーには、ゴールド・シルバーが用意されています。
小脇に抱えやすいよう、フェンディのマチ(奥行)は6㎝程度と狭めです。ちょっとした外出・夕食会・パーティーなど、カジュアルな場で必要なアイテムを最低限に持ち運ぶのに適しています。
マチが狭いので抱えやすい・クラッチしやすい・荷物がかさばらない・スタイリッシュに決まるなどのメリットがあります。
マチが6㎝程度といっても、横幅27㎝のモデルを選べば容量に余裕があるので心配要りません。
内装にはジッパー付きの内ポケットが取り付けられています。ハンカチ・リップクリームなど小物を分けられるので便利です。
マクラメラフィア素材(天然繊維)を用いたモデルなど、一部モデルには内ポケットがないものも存在します。
バゲットはショルダーバッグとして認知されていますが、着脱式トップハンドルを装着すればハンドバッグ(ハンドルバッグ)として使うこともできます。
またマチが狭くクラッチ(手で握る)できるので、クラッチバッグとしても使用できます。(3Way)
フェンディの職人が魂を込めて1つ1つ手縫いを行う「セレリア」。バゲットのセレリアバッグは、数百目の手縫いトップステッチが特徴。
こちらはステッチにゴールド金具を用いたセレリアバッグ。ゴールド金具のステッチはあまり見かけませんが、バゲットのセレリアと一目で分かる外観デサインです。
バゲットにはウィメンズ(女性向け)、メンズ(男性向け)がそれぞれ用意されていますが、ここではウィメンズ(女性向け)のサイズ種類を紹介します。
バゲットのサイズは、現在以下の4種類が確認されています。
モデル | サイズ |
---|---|
スモール(ミニ) | 幅20㎝ × 高さ13㎝ × マチ5㎝ |
ミディ | 幅24㎝ × 高さ14.5㎝ × マチ7㎝ |
ミディアム | 幅27㎝ × 高さ15㎝ × マチ6㎝ |
ラージ | 幅33㎝ × 高さ18㎝ × マチ5.5㎝ |
スモールとミニはサイズ規格が同等のようです。横幅はミディアム、ミディ、スモールの順にサイズが小さくなります。ミディはマチ(奥行)がミディアムよりも大きい仕様となっています。
名称 | 一般的サイズ |
---|---|
長財布 | 幅20㎝ × 高さ10㎝ × マチ3㎝ |
500mlペットボトル | 高さ21㎝ × 直径7㎝程度 |
折り畳み傘 | 高さ24㎝ × 直径6㎝程度 |
画面サイズ | 対角線 | 縦横長さ |
---|---|---|
13型 | 33.02㎝ | 28.78㎝ × 16.19㎝ |
13.3型 | 33.79㎝ | 29.45㎝ × 16.57㎝ |
A4用紙 | 29.70㎝ × 21.00㎝ | |
14型 | 35.56㎝ | 31.00㎝ × 17.44㎝ |
15型 | 38.10㎝ | 33.21㎝ × 18.68㎝ |
15.6型 | 39.63㎝ | 34.54㎝ × 19.43㎝ |
B4用紙 | 36.40㎝ × 25.70㎝ |
機内持ち込みサイズ | |
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3辺の合計 | 115㎝(以内) |
3辺の長さ | 55㎝,40㎝,25㎝(以内) |
総重量 | 10㎏(以内) |
バゲットは現在4種類のサイズ展開です。いずれのサイズもハンドバッグ市場における人気のサイズ展開を行っており、特段人気が集中しているサイズはありません。初心者におすすめするのなら、ハンドバッグの一般的サイズである幅27㎝の「ミディアム」をおすすめします。
※アフィ_ミディアムバゲットに用いられる素材は、主に以下があります。
牛革をはじめ、様々な素材を用いた多彩なラインナップが用意されているのが分かります。FF刺繍をあしらったキャンバス、ジャガード織など織物の質感が楽しめるモデル、ラフィアを活かした涼しげなモデル、スパンコールを使ったメタリックで派手なバッグ、エキゾチックレザーを用いた希少性・高級感あるモデルなど、様々なデザインのバゲットに出会えます。
バゲットのカラーは、主に以下があります。
パステルカラーやマルチカラー、光沢感を加えたナッパレザーなど、明るく派手なカラーモデルが用意されています。パーティーなど華やかな場所で活躍できるモデルが多い。
カジュアルシーンを目的としたアイテムが多いですが、「ブラウン」「ホワイト」などフォーマルシーンでも使いそうなアイテムも一部あります。